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OLしながら妻しながら呑みながら・・・、の日常です。


by minmi-minmi
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悔しくて悲しかったこと

先週の水曜日のこと。
その日は診察がない日だったので、地元の産婦人科に注射だけしてもらいに行ってきました。
その病院には私がかかっている名古屋のN病院からの紹介状を既に持って行ってあって、「平日で診察のない日限定」で注射をしてもらうことになっていました。

で、先週水曜に初めて注射の為に行ったわけです。
N病院から持ち出しの薬剤、注射器、指示書を持って。

そしたら・・・。
閉まっていたのです。
入り口は開いており、受付が閉まっていたのです。
焦って受付にあった呼び出しボタンを押し事情を話すと、しばらくして先生と看護婦さんが来てくれました。
そして、診察室に通され話が始まりました。

「これ、以前話を聞いたのね。でもうちは水曜と木曜は診療していないんです。それ以外の日の診療時間であれば引き受けますけど?」

「え???平日はお願いできると聞いていたんですが・・・。救急の扱いでお願いできませんか?」

「うちも個人病院だし(先生は数名いますが個人病院のようです)、看護婦の負担が増えるから。それは分かってもらわないと。それがダメなら他探してもらえる?」

こんな風に言われました。

普通の産婦人科に行くことすら今はきっつい。
おなかの大きい妊婦さんがとても幸せそうに見えて、そんな中私だけが不妊治療の為に痛い注射を受けにお邪魔しに来ているんだ。
そんな風に感じている中、先生の一言は本当にきつかった。
先生を目の前なのに涙が止まらなくなってしまって、看護婦さんがそっとティッシュペーパーを渡してくれました。

それでもその日は休みなのに特別に注射をしてくれるんだから、と気を取り直そうにも、
「来週の水曜と木曜はどうしたらいいんだ?」
「N病院にかかるには相当早くフレックスで帰らなくちゃいけない。これ以上早出して残業時間をためるにも限界だし。どうしたらいいの?」
とパニックになって、自分の置かれた状況が惨めで悔しくて余計に泣けてきたのでした。

看護婦さんは注射をしながら、色々と代替案を考えてくれたけど、アンタゴニストの注射が毎日定時刻に打たないといけないものであるため、どれも難しい・・・。

本当に悔しい。
産婦人科が忙しいのは分かるよ。
でも注射なんてたったの5分だよ?
産婦人科は産婦人科なんだな。
赤ちゃんができた幸せな人は受け入れるけど、赤ちゃんが欲しくてもできない人には冷たいんだな。

不妊治療を2つの病院でしてみて、どちらの病院も先生も看護師さんもみんながとても優しくて親身になってくれて、それが当たり前のように感じていました。
どちらの病院も本当に心強くて、不妊治療しているんだけど居心地がいい、全てを受け止めてもらえてる、そんな気持ちでいられました。
でもやっぱりそれは不妊患者の為の病院であるからなんだな。。。

きっと不妊患者だけではなく、世の中には”普通”から少しだけはずれている人がたくさんいて、そう言う人たちは色んな意味で苦しい思いをしているんだろうな。
私だけじゃない。

不妊治療をしていると、色んな事を考えるようになります。
by minmi-minmi | 2007-05-11 00:17 | 不妊治療